大槻 和弘(おおつきかずひろ)|相模原市議会議員(南区)

相模原市、今度は児相。

IMG_1938相模原市の対応のまずさがこのところ頻発している。

児童相談所に助けを求めるSOSを出していた中学生が自殺した。この中学生の案件について児相の所長は、重大な事案として上司に報告し、当時の副市長まで確認されていたようだが、市は職権による保護を行っていなかった。市には重大な事案としての認識がありながら、なぜ保護に至らなかったのか疑問を感じる。現場の認識と市役所内部での認識にズレがあったのか?

児童相談所は、被害を受けている、被害を受けようとしている児童の最後の砦となるはずの施設である。亡くなった児童はその直前まで普段と変わらない対応を見せていたと報道されている。どれほど内に不安や絶望感を抱いて暮らしていたのかを考えると言葉もない。

課題は現場にある、市は現場の課題を常に我が事として対応すべきだ。特に福祉や子育て支援などの課題には、市民の命が掛かっていることを今一度自覚し、きめ細かい対応を行うべきである。

(写真は3月25日の読売新聞)

投稿日:2016年3月25日