大槻 和弘(おおつきかずひろ)|相模原市議会議員(南区)

全国都市問題会議に出席しました。

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10月6日、7日に岡山市で開催された全国都市問題会議に出席しました。

全国都市問題会議は、全国市長会が主催し、昭和2年から終戦の前後を除き毎年開催される会議で、今年で第78回を迎えました。地方自治を担う、自治体首長、議員、職員など約3000人が参加します。

今年のテーマは、「人が集いめぐるまちづくり」(国内外にひらかれた都市の活力創出戦略)と掲げ、現在の都市問題を抉りました。

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6日は講演が行われました。

基調講演には、ドイツ文学者でエッセイストの池内 紀氏が、「まちの見方、見つけ方」と題して、ドイツのまちづくりと日本のまちづくりについて語られました。

主報告では、開催市である岡山市の大森雅夫市長が、「人口減少社会における都市の活力創出」について岡山市の課題・取組み、これから岡山市がめざす都市像について報告されました。

 

一般報告には、3名の講師が立たれ、法政大学デザイン工学部教授の陣内秀信氏からは、「人を惹き付ける都市空間とその文化力」と題して、新しいものを追い求めることから発想の転換による既存都市の再評価について、イタリアのヴェネツィアやミラノ、ロンドン、アムステルダム、オスロ、シドニー、ニューヨークの状況と、日本に於いても見直される文化財保存から歴史・文化を活かしたまちづくりについて、金沢・川越や東京の谷根千地区などの考察が述べられました。

奈良県橿原市の森下 豊市長からは、「交流とにぎわいのまちづくり」と題して、日本発祥の地としての歴史観、県との連携協定による事業展開「奈良モデル」について、複合施設による効果、歴史探検のための公共交通再編と環境整備について報告がありました。

筑波大学大学院システム情報工学研究科教授で、ロボットHARUの開発で有名なCYBERDYNE株式会社社長/CEOの山海嘉之氏からは、人体負荷の軽減によるロボットと人の共生、医療福祉分野への展開、ドイツの健康保険制度によるロボットHARUの活用展開事例など、今後の社会に有効となる人支援ロボットについて現状の報告がありました。

 

7日は、パネルディスカッションが行われました。

コーディネーターは、東京大学大学院工学系研究科教授の西村幸夫氏が担当されました。

パネラーには、「アート・イベントがもたらす地域への効果と課題」を掲げる、中央大学法学部教授の工藤裕子氏、「都市間競争時代に求められる『稼ぐ都市づくり』を掲げる、一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事の木下 斉氏、「後発組の挑戦ー子どもたちに夢を!ー」を掲げる、株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ代表取締役の木村正明氏、「職住近接のまちづくりと交流の促進による地域の活力の創出」を掲げる、茨城県日立なか市の本間源基市長、「みんなで造り 育み 成長し みんなに愛され選ばれる町」を掲げる、三重県鈴鹿市の末松則子市長ら5人がそれぞれの立場からの状況報告とまちの活力についての意見交換がありました。

この他に、研究事例が資料として配布され、20名の方がそれぞれの研究課題についての考察を投稿されました。この中には、相模原市公共交通会議の座長で、相模原市の行政とも関係の深い、横浜国立大学理事・副学長の中村文彦氏の「これからの都市交通の捉え方についての一考察」が含まれています。

 

[感想]

全国都市問題会議は、中身の濃い議論が展開され、地方自治体の様々な課題に本当となる場面がたくさんありました。但し、自治体の置かれた環境や立場により、事例をそのまま導入することは困難なため、先進事例はしっかりとその要素を精査し、導入可能性を検討しなければなりません。

 

*久々の岡山市は、しっかりと整備された道路と新市街地・旧市街地に加え、歴史的背景をうまく使ったまちづくりに魅力を感じました。夜明け前から町並みを抜け岡山城(烏城)・後楽園へ歩いてみましたが、城下町の風情を残しつつ新しい街区もコントラストよく整備された美しいまちでした。

散歩中に出会った高齢の男性や若い女性が、何気なくゴミを拾っていらっしゃいました。美しいまちは、美しい心を持った方々が支えていることを実感しました。

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投稿日:2016年10月9日



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