災害協定
災害時の公助の限界を埋める企業の協力に感謝。
相模経済新聞社
▽永田屋、相模原市と災害協定/帰宅困難者へ施設提供
創業100年葬儀社の #永田屋(#相模原市緑区橋本)は12月25日、相模原市と「災害時における施設等の提供協力に関する協定」を結んだ。小田急相模原駅周辺における一時滞在施設の指定は、今回が初めてとなる。
協定は、大地震などの災害発生時に帰宅困難者に対して一時的に施設を開放し、トイレ、水道水などを提供するもの。
永田屋は緑区橋本駅周辺の「セレモニーホール永田屋」、中央区矢部駅周辺の「永田屋富士見斎場」、南区小田急相模原駅周辺の「メモリアルハウス小田急相模原」の3区、3施設を提供する。
現在、市内の一時滞在施設の指定カ所は公共施設が10カ所(緑区3、中央区3、南区4)。民間施設は今回の3施設を含め8カ所(緑区2、中央区2、南区4)となる。
締結式で同社の田中大輔社長は「われわれにできる地域貢献は何かを考え、24時間、365日対応可能という葬祭場ならではのメリットを考えた。奉仕の精神と地域密着が当社の創業からの精神、地域の災害対策の一助となれば」と話した。
加山俊夫市長は「災害時の帰宅困難者に安全・安心できる場所を確保することは重要だが、自治体の対応だけでは限界がある。民間施設の協力は大変心強い」と話した。
【相模経済新聞1月1日号】
投稿日:2019年1月10日